ザレゴト / 2023.02.06

新年の挨拶くらいしたらどうだい、そう思いながら気付けば節分を終え立春が過ぎていた。昨年の検査入院以降何もなかったのかと問われれば、そりゃぁ何もなかった訳ではない。クリスマスにケーキを食べ、大晦日には蕎麦を食べた。元旦には雑煮を食べ、鏡開きにはぜんざいを食べ、節分に太巻きもまるかぶりで食べた。

どうした、食べてばかりじゃないか。

実際、食べてばかりだ。と言い切れるのならいっそ気持ちもいいが実のところそうでもない。しかし折角だから食べてばかり感を出してみたい。

楽しい気分になるものをもらった。正確に言うと、これを貰った人から貰った。甘いものをそんなに食べない人のところにやって来たらしいこんがり雷神が私のところまで流れてきた。嬉しい。

トースターで焼くとすぐに溶ける、そして食べるととてもザクザクしている。ザクザクとろりん級が実際どれぐらいの美味しさなのか、その美味しさバロメーターはさっぱり解らないけど、ザクザクとろりん級だった。

ちなみに、この時の食パンは私的に最も美味しい食パンを作るお店である、銀座のセントル・ザ・ベーカリーで買ったプルマンだった。贅沢にもほどがある。

毎年この時期実家から届くのがみかん。愛媛でも長崎でも和歌山でもないが、どんぴしゃな土地じゃなくても元気いっぱい育てられているみかん。それが10kgで届く。

届いた。毎年思うが中々の量、それが今季は2回も届いた。総勢20kgのみかんを目一杯堪能することになった。もしかしたら毎年20kgになるのだろうか、それはね歓迎するけどね、みかんばっかり食べていたよ。

実は生まれて初めて食べた、グラコロ。

毎年の定番でしょ？それはそれはめくるめく味なんでしょ？月見バーガーを3年前初めて食べてから、すっかり楽しみにしている程に魅了させてくれるんだよねぇ？と思いながら食べた。結論から言うと、食べずに死ぬことになっても何も後悔しないなと。

グラコロの衣部分にソースがかかってて、衣にソースだと想像を遥かに超えてグラコロの「コロ」部分にあたるコロッケが全面にでかい顔をしてくる印象を持ったんだけど、それに反比例するかのように「グラ」の存在感が消えていった。びっくりするほど控えめな性格をしているのが「グラ」。私の記憶に残ったのは、グルテンバカなコロッケバーガーだった。グラコロじゃなくグルコロだった。

クリスマス！クリスマスと言えばケーキ！ケーキを食べるチャンスは逃したくない！

一昨年辺りからクリスマスケーキはルームメイトからのお歳暮的地位を確保しているらしく、去年もお歳暮をいただいた。去年初めて食べることになった「堂島ロール」の美味しさにワクワクした我々はクリスマスケーキもモンシェール様で手に入れることとなった。美味しかったんだけど、堂島ロールに勝てるロールケーキに出会えない。チョコ生クリームのケーキの方が圧倒的に好きなのに、モンシェールのロールケーキは堂島ロールが強過ぎるよ。

年が明けた

お節が子供の頃から大好きだ。大好きなんだけど、あれ普通に食べていくと私のような塩分制限者は多分すぐ塩分過多で死んじゃうから、もう食べられないなぁと常々思っている。思っているが、「いつか食べてやるぞ！」とも思っている。まぁ、だからお節は元旦にお目見えしないのだ。その代わり元旦の主役はこの方、お雑煮様。毎年気合い入れて出汁取って大根とか里芋とか人参とか炊いて、ご機嫌に作っている。

正月も三日目となると、そろそろカレーだよねと言いながら食べにいったカレー。大好きな店、もっと頻繁に食べに行きたい店。そんな店が沢山ある。塩分制限など放棄してしまおうかと何度も思うが、思うだけで終わってしまう。

ナンがさ、美味しいよね。

実家に住んでいた頃から絶対に行われていた鏡開き。ぜんざいが大好きな母が毎年沢山作って、鏡開きを皮切りに数日掛けて食べていく一大行事。だから毎年鏡開きにはぜんざいが無性に食べたくなるし、なんなら強迫観念のよう。食べなければならない。

今年のピッツァ初めは冷凍ピッツァだった。

冷凍のやつかぁ…などとは思わなかった。お店と企業のタッグでなければ叶わなかったピッツェリア3店舗食べ比べ会を楽しめるのだから。お店そのままの味じゃないことは解っているけど。ちなみに、この写真全てのお店で食べたことがあるから安心して食べ比べを楽しんだ。それぞれ違って面白い。

今年に入って病気関連で大きな変化もあったが、それはまたそのうち書くとして。今年はもっと食べたいものを食べていきたい。煩悩リストをノートにひっそりと書き溜めているから、どれだけ叶えられるか楽しみである。今年の終わりにはそれを振り返りたい。