もはや塩分制限をしているとは思えない日々 その弐
旅行記 / 2019.06.10
俺の料理を食べる人間は全てゲストであり、ホスピタリティは常にアクセル全開!
そんな人との生活が一週間続くと、はっきり言って胃の疲労は最高潮を迎える。朝から山盛りのサラダを猛スピードで食べる父親と同じくらいボリュームのあるサラダを食べる母親から生まれたとは思えない程、私の胃は弱い。この点、とても残念でならない。そして、それはこの家でサバイブして行く上で圧倒的な弱点となる。
もはや、私は弱者だ。
それでもなんとか、今年も無事サバイブを終えて生きて帰ってこれた。次行く時の為にも闘い方を忘れぬよう食べたものを記しておこう。
何せ、塩分制限など無視である。これは何度言ってもどうにもならなかったから、きっとこれから先も、どうにかなることなど無い。期待は捨てなければならない。
「足りないより残るくらいあった方がいい」
常々こう思っている人で、ずっと思い続けてきたものを突然変えられるわけが無いし、まして変わりたいなどとは微塵も思っていない人である。
そして何より「美味しい」至上主義の料理人だ。こっちが上手い闘い方を考え続け、実践して行く以外に道は無い。
ある日の夕食、その壱
鰹のたたきと白身魚の刺身?をぶつ切りにしたものに生姜&ポン酢を合わせていただくもの。そして、しらすとほうれん草をすだちを絞っていただくもの。白身魚を揚げて野菜たっぷりの甘酢あんでいただくもの。
ここで止めておいてくれたら良かったのに、と思わずにはいられない。しかし、当然止まることはなくノンストップで忙しく料理を作り、そして運ぶ父親。ありがとう、美味しいよ。でも止まることも覚えないかい。
台所からイソイソと現れた父親が手に持っていたのはマグカップ。カフェオレや珈琲を飲むのに使う、カップ。入っていたのは茶碗蒸し。やー、茶碗蒸しだから。「茶碗」蒸し!ちょっと大きいんじゃないかー!
…そして思い出すのは、どんぶりで出てきた茶碗蒸し。あぁ、そうだ。そうだよなー。以前に比べて小さくはなってる。小さくはなってるんだけど…あいつの「もてなしの心」を壊してしまいたい。悔しいかな、とっても美味しかった。
最後に飛び出してきた締めの炭水化物、蛸飯。
せめて、これさえなければ…と思いながら口にする蛸飯は実に美味しかった。
ある日の夕食、その弐
家族みんな大好き、エビ。そしてカルパッチョと父親が言ったもの。
カルパッチョとは言ったが、イタリア料理で登場するものとは別物である。イタリアから実に遠く離れた味付けになっている。まず、乗ってるのがネギとニンニクスライス。もうこの時点で鰹のたたき感が溢れている。そして、少しの塩胡椒&ごま油。むしろレバ刺しがこんな感じの調味料使ってた気がしない?と記憶を探る旅。
美味しいからいいんだけど。
摩訶不思議、食べれば食べるだけ増えていく天ぷら。
エビ・さつま芋・ナス・インゲン・イカ・白身魚・コーン&玉ねぎ…などなど。食べても食べてもなくならない不思議の国だった。さつま芋のほっくりとした食感、そして甘み。さすがだった。多いよ、量が。
次回へ続く…
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