もはや塩分制限をしているとは思えない日々 その参
旅行記 / 2019.06.11
塩分と闘い続ける日々も後半戦である。
もう白いタオルを誰か投げてくれないだろうかと思うくらいボロボロではあるが、それでも闘い続ける、日常のサバイブとは実に過酷だ。
ある日の夕食、その参
しかし、この日は比較的楽だった。全てひとまとめにして各自勝手気ままに食べる、そんな気楽さが溢れていた。
毎日のように「他に何食べたい?」と聞かれるから「ハマチかブリ」と答えた結果が手巻き寿司だった。刺身で食べても寿司で食べてもいいよ、そんな日。寿司なんて炭水化物を思わず沢山食べちゃうし案外塩分高いよー、とはもやは思うこともなく食卓につく。きっと何かが麻痺している。
とは云え、胃の容量を調節しやすい素敵な食べ物である。そして私は寿司が大好きだ(きっとみんなもそうに違いない!)。
白身魚はそのままのものと昆布締めが用意され、他にはハマチエビマグロタコイカ大トロなどなど。大葉胡瓜貝われが添えられ、結局父親の罠にはまり美味しくて沢山食べてしまう。そう、結局美味しいのがいけない。美味しいは正義で、実に罪深い存在である。
調整すればいいなんて言いながら調整出来ていない私が悪いとは、思っていない。美味しいは、狂わせるのだ。
ある日の夕食、その肆
何食べたい?
んー、アジフライ。
そんな会話をした結果、出てきた料理がこれだ。
そういえば、去年アジフライをリクエストした時は大きなメンチカツがアジフライより目立つ形で鎮座していた。今回は主役の座を完全にエビフライが奪っていた。ソースは塩分が高いから、あまりつけないようにしながらエビフライをウキウキ頬張っていたし、焼き鯖の棒寿司なんて出されたら、ついつい手が伸びてしまう。
もう、父親の思うつぼである。
最後の晩餐
長く続いた闘いも終わってみればあっという間と言いたいところだが、私の胃と体重は既にアウトなところまできている。そんなところで、フィニッシュにうどんすきである。
2回食べたいと言って、初日にうどんすきが出た時点で予想は出来ていた。しかし、ここでうどんすきが来るのは実に辛い。強敵すぎる。
幼少期から食べているうどんすきは、ついうっかり食べてしまうのだ。実に恐ろしい。結局自分がコントロール出来ないのが悪いんじゃない?と言われそうだし、私はそんなこと思わないし思わないようにしているが心の隅っこの方では少し自分でもそう思っている。だけど、うどんすきに関しては止められない。
極め付けに、阿波尾鶏と阿波自然鶏の手羽元の唐揚げが出てきた。父親の唐揚げといえば手羽元である。そして、残念なことに私は父親の唐揚げが大好きだ。もう負け続けた日々負けっぱなしの毎日、最後もどうすることも出来ず一方的に負けを認めざるをえない。
残念だ、残念でならない。
結局何一つ闘いに勝っていない。私は何処をサバイブしているのだろうか、なんてちっぽけな。
本当に美味しかった、ごちそうさま。
料理写真の端々に写っていたラッキョウは鳴門にある渡し舟で行ける(橋もあるけど)小さな島、大毛島が名産である。最近特に話題になっている大塚国際美術館もある大毛島。いいところだよ大毛島、遊びに行ってね。そしてラッキョウを食べてね。
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