愛しのピッツァ / 2019.06.17

中継地点で、もう通り過ぎるだけ。あるとしても数時間滞在のみ、と思っていた大阪に一泊してまで滞在しようと考えを改めた要因はいくつかあるが、最たるものがコレだろう。

是が非でも行ってみたいと思わせる、気になるピッツェリアが数年間で両手を埋める程にはオープンしている。SNS上で見るだけで食べることの出来ない離れた土地で生まれ続けるピッツァたちに想いを焦がし続けた日々。そりゃ、食べるしかないでしょう！

徳島で散々塩分を浴びていたのにも関わらず、折角来たんだから食べなきゃ。食べないなんて愚か者だ！と意気込んで、大阪に到着後泊まる予定のホテルに荷物を預け、喜び勇んで向かったのが、ASSO DA YAMAGUCHI NAKAZAKI。

西天満にあるASSO DA YAMAGUCHIの2店舗目となるピッツェリア。食べに行く日の2日前に関西系列のテレビに出たとの情報を見かけた時はどうなることかと思ったけれど、お店に到着後少し待つだけで入店出来た。店のサイズ的には小さく、席数も少ないからテレビに出てなくても、おそらく多少は待ったのではないだろうか。なにせ、注目度抜群の店だから。

席に案内され、さぁどうするか。

何を食べるべきか悩む、とにかく悩むのだ。初めて伺う店では、やはりマリナーラを食べるべきだし食べたいと思っているが、中々行けない場所だとスペチャリタも気になる。とはいえ、単純に強烈な魅力を放ってくるピッツァもある。ドストライク！みたいな。もう、我ながらうんざりする程悩む。毎回悩む。

しかし、お腹も空いているし早く食べたいしで強引に決めた。今回は可能か確認してからメタメタ（ハーフ＆ハーフ）でオーダーさせていただくことに。

ASSO DA YAMAGUCHI NAKAZAKI、ランチタイムはピッツァの値段でドリンクとサラダが付いて来るスタイル。日によって多少違うだろうが、この日のサラダはこんな感じ。たっぷりではないが物足りないわけでもなく、美味しかった。

サラダを食べ終え、まだかまだかとワクワクした気持ちを抱えきれず若干持て余してると！ついに登場したるはピッツァ・ナポレターナ！お願いしたのは、マリナーラ＆ピッツァ・アッチューゲ。此処に来てアンチョビ（もはや塩祭り！）を食べる暴挙。

いや、もう。これは仕方がないのだ。

一口食べて、全身で喜びを表現したくなる美味しさで溢れていた！心の中で「優勝！」と無邪気に叫んでいたくらい。本当に美味しかった。やっぱり、私はピッツァが大好きだ。もっともっと食べたい。毎日食べたい。塩分と体重コントロール問題をどうにかしなければ。

実に好みのピッツァだった。これだよー、これ。これこれ！美味しいしか云えなくなる、ボキャブラリーを奪って行くような美味しさ。心から美味しいと思うものに出会った時ほど単純明快になるのだ。そして、この日の私はまさにそれ以外の何者でもなかった。

また大阪に行こうと思わせるエネルギー。次はチチニエッリ・ポモドーロを食べよう。

マリナーラ大阪