体重コントロールという名をした日々の乱闘
闘病と乱闘 / 2019.05.11
ピッツァ鮨カツ丼カレーライスサンドウィッチ塩サバ鰻にその他諸々。
食べたいものは、この世に溢れている。たまにはファストフードだって食べたいしジャンク!って感じのものにもワクワクしたい。
しかし、これを全て打ち壊すのだ、塩分制限が。いや、全てではない。「塩分制限」そのものではなく、主治医から言い渡されている「体重のコントロール」が破壊王の様に手当たり次第に壊していくのだ。食べたい思いを。
退院してから、じわじわ増え続けた体重は「流石にまずいな…」と思わせる所まで到達し、その間行っていた努力は常に私を裏切り続けた。その裏切りに心が折れ、追い打ちをかける主治医からのやんわりとした注意喚起。
全くどうかしてるぜー。と思いながら日々を過ごし、時折「エイヤー!」と勢いよく大きな気持ちでピッツァを食べに行ったりしていた。
カロリー制限、糖質制限、運動、燃焼スープ…世の中には痩せる、もしくは体重を減らし健康を維持しましょう!の中で生まれた様々な方法があり、検索すればすぐに大まかなやり方が解るくらいに情報が溢れている。何が正しいのか正しくないのか、ではなく自分に合ってる事は何なのか。を考えると水分制限がやんわりかけられている中での燃焼スープはいかがなものか、運動は何処までしていいものなんだ?この心臓は。などとブレーキがかけられていく。
カロリー制限はやってみたが、しっくり来ない。糖質制限は結局塩分過多になってしまわないか?と二の足を踏む。
一体どうしたら良いのか…と悩んでいた所に現れたのが月曜断食だった。
これも結局の所、糖質制限でしょ?と思いつつも、取り敢えずやってみるかーの精神で始めた。ら、ストンと体重が落ちた。じわじわ上がるばかりで下がろうとしない、後ろを振り向かないタイプの体重にヤキモキしていたのが嘘みたいに落ちた。
週に1日だけ断食をして身体をリセットする。週に4日は「良食日」朝食を旬の果物とヨーグルト(無糖)、昼食が所謂糖質制限、夕食は油を使わない(だったかなー?)調理で野菜中心に。残り2日は「美食日」と謳われた食べたいもの食べてもいいよDAY'S。
簡単な話、簡易的なファスティングをした後、糖質制限(よりむしろ厳しい?)を行い、チートデイを設ける。そんな感じだろうか。ちなみに食べる量は咀嚼して拳2つ分まで。
こうやって書くと、結構厳しいな…。でも、実際にやってると案外厳しさは感じず、それでいて結果がついて来るからランナーズハイな気分で続けることが出来た。
何より良かったのは、身体が何処か停滞していると思う日々が続いていた中で始めてみたら、その停滞感から抜け出せた事。少し何か食べただけで胃もたれが起きるような状況で、「なんだこれーどうしてー」と若干苛立ちを抱え続けていたから、そこから解放された時の気持ちったら。食べて消化され空腹を感じる、この流れがどれほど素晴らしいものか。月曜断食を始めて1、2ヶ月の爽快感は感動以外なかった。
とても順調に体重は落ちて行き、月に1度の外来では毎回「いいねぇ!」と主治医の声。そして生まれるのはコントロール出来ている自信、そうかこれが成功体験ってやつか!などと考えながら日々は過ぎていった。勿論、心臓が元気な人達と比べたら順調に減量が進んでいるわけではないが、今までと比べたら天と地の差くらいの違いである。
※この本には心疾患など病気を抱えてる人は医者に相談してねーと書かれていたから、勿論相談せずに始めたが気になる人は相談した方がいいだろう。主治医には止められる かもしれないけど。
体重コントロールが上々だと、一つ厄介な事が起こる。
今まで抑えていた「あれ食べたいこれ食べたい」が突如湧き上がってくるのだ。それはもう相当な力強さを持った感情で、「待って、落ち着いて!冷静に!」とどれだけ言い聞かせても猛然と突き進み、中々素直に従ってくれない。
最初は問題なかった。ピッツァが食べたい!気持ちで溢れ、そのまま食べに行き翌日体重が増えたとしても、その翌日・翌々日にはある程度減らす事が出来ていたし、折角減った体重を増やす事への嫌悪が酷かったから。しかし、結果を出し続けていると甘えが生まれてくるもので、それなりにキッチリとやっていた月曜断食に独自のアレンジがゆっくりと着実に増えて行く様になる。
そして迎えるのが年末年始や奇跡の10連休GWなどの、「食生活の乱れ」に打って付けの日々。
そう、今!まさに今。出来ていたはずのコントロールは操縦席から投げ出され、再び困難を極め始めている。自分では月曜断食のルールにある程度従っているつもりなのに体重が減らない。「ある程度」に疑惑の念が注がれている。
おかげでピッツァを食べに行く事が中々出来ない日々に逆戻りだ。
もう体重コントロールなんて余裕だぜと思っていた日々が嘘のように、自分の身体が解らない状態に陥っている。塩分制限、水分制限、軽い運動、心臓にあまり負荷をかけずに、ストレスフリーな…。
さて、どうする。さぁ、どうしたい。間もなく今月の病院DAYだ。このままでは、まずい。
取り敢えず、努力はしよう。そして病院が終わったら(がんばったね!という気持ちを添えて)カツ丼を食べる事にしよう。そしたら、また操縦席に戻り何とかハンドルを握りしめて向かうべき場所へ向かうのだ。
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