塩分を制限して生活する、ちょっと大雑把な日々
塩分制限のあれこれ / 2019.03.06
丁度3年前、派手に体調を崩し死の一歩手前まで行った。もう、本当に手前過ぎるくらい一歩手前でギリギリ踏ん張ってしまったらしく、その一歩を踏み出しアチラに行く事なくコチラ側に留まり今日に至る。
そして、心不全という名の死神ドライブを堪能してしまったものだから、コチラ側での生活では今まで考えもしなかった新たな扉が開かれる事となった。
俗に云う”塩分制限生活”の始まりである。
塩分を制限する。中々スッと身体に入ってこない言葉じゃないか。塩分1日6g以下を目標に献立を考えるなり外食するなりせよ、との厳命を承ってしまったが、この時点では事の意味を把握し切れなかった。
なんたって、まず6gがどれくらいのものかが解らない。調べればすぐに出てくる、「小さじ1杯=6g」というのも言われれば解るけど実感として入ってこない。なんだかよく解らないまま、入院中は塩分制限食を出されるがまま食べていたけれど、その時は別に何も感じなかった。だって病院だし病院食だし、病院食にしては美味しいし。えー、これ美味しい!というものもあったから、特に不自由なく過ごしていた。カレーが出てきた時には狂喜乱舞した、いつだってカレーライスはみんなの味方である。
地味といえば地味、でも美味しかった病院食(一例)
待望の退院、ゼロからのスタート(主に筋力体力)!此処からが大変だという事に薄々気付きつつも、実際に食事を作り始めてからのウンザリは想像以上だった。まず、一食分を作るのが面倒。そして調味料ごとの塩分を把握して計算しなければならない。
例えば、濃口醤油は小さじ1杯で0.9gだけど薄口醤油は1.0gで、ウスターソースやポン酢は0.5gになりケチャップは0.2g。マヨネーズは0.1gと優秀だ。もう、この時点で面倒くさい。圧倒的に面倒くさい。
1日6gと聞いて醤油の塩分なんかを見てると意外に余裕じゃない?と思うけれど1日6gであって1食6gではなく、つまりは1食は2gになる。当たり前の事だけれど、この事実に突き当たった時はガックリしたのをよく覚えている。
退院して間も無く作った昼食がこんな感じだった。ウンザリしつつも、まだ頑張っていたというか張り切っていたというべきか。
塩分だけでなく栄養面でのバランスも考えると、こういう食事になって行く。面倒だからすぐに止めてしまった。
この頃、スーパーに行けばとにかく塩分表示を確認していた。レトルト食品なんて、塩分表示の宝庫!楽しくなって、一通り見ていたらカレーは結構食べれるんじゃないか?という事実に突き当りレトルトカレーを色々と買ってみる日々が始まるが、それについては別の時に。ついでに、パスタソースにも熱視線!という感じだった。
レトルトカレーが大丈夫ならと、スパイスを買って自分でカレーを作るようになった。
スパイスカレーにはまる、これで食塩相当量が1.5gくらい
一度作ると、これがとても良かった。一人前を2回分作るくらいが非常に楽で時間も掛からない。塩をどれくらい入れるのか、ちゃんと把握も調整も出来る。なんて楽なんだ!とうっとりしたものだ。
しかし、毎日カレーばかり食るという事も当然ながら続かず…もう、とにかく一言で云うならば面倒なのだ。
だから、あまり深く考えないようにした。塩分制限という言葉は胸に刻み、そして忘れてしまおうと。時折、塩分制限生活?という疑問が浮かぶような食事をする時もあるけれど、基本的には制限をして生きている。
これは羽目を外し過ぎている、けどよくやる。
1食2g程度で美味しく食べれるものも羽目を外しまくっているものも、分け隔てなくお伝えしていきたい所存である。レトルトバンザイ。
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